不動産業界に就職や転職を考えている人に向けて、後悔しない会社選びのポイントについて解説します。リアルエステートWORKS
この記事の結論
不動産会社選びのポイント
- 不動産の中でもどの種類の仕事をしたいか
- 伸びている会社か
- 裁量権がある会社か
- 給与体系やノルマはどうか
- 雰囲気やカルチャーが合うか
- 時代にあった取り組みをしているか
- 離職率は高くないか
筆者は不動産業界経験6年、現在も副業でフリーランス不動産エージェントをやっています。
業界の内部事情についても理解しているので是非最後までご覧ください。
不動産業界特化型転職エージェント【リアルエステートWORKS】
目次
不動産業界における会社選びのポイント
ポイント①どの種類の仕事をしたいか
一言で不動産業界と括っても、仕事内容は様々です。大きくは以下の9つに分けられます。
物件種別×仕事内容です。
チェックポイント
ポイント②伸びている会社か
業績推移をなるべく確認するようにしましょう。
不動産業界に限らずですが、伸びている会社に入ることで自身の成長に繋がります。
なぜなら伸びている会社には優秀な人材が集まりやすく、また若手のうちから責任のあるポジションを任されたり重要な仕事を与えられる機会が増えるからです。
チェックポイント
ポイント③裁量権がある会社か
大手の不動産会社の場合、年功序列な社風であることが多いです。
それ自体を否定するつもりはないですが、若手のうち(20代〜30代前半)にチャレンジするのであれば同世代で活躍していたり、役職や給与を高くもらっている社員がいるかどうか確認してみてください。
せっかく業界に飛び込んでも責任のある仕事を任されるのが10年後や20年後だと勿体無いです。
早いうちから活躍できるイメージが湧くか大事です。
チェックポイント
- 面接、OB訪問、転職エージェントなどに、「自分と同世代で活躍している人の役職や給与レンジ」について聞いてみる
- 若手に裁量権を与えている具体的な事例やエピソードについて聞いてみる
ポイント④給与体系やノルマはどうか
不動産会社、特に仲介会社の場合、給与の大部分が成果報酬のインセンティブで構成される会社も多いです。
成果を出せば出すほど稼げるというやりがいがある一方で、インセンティブ(契約)を勝ち取るために時にお客様ファーストではない提案で押し売りをする会社や営業マンがいるのも事実です。
個々人の考え方によると思いますが、成果主義でバリバリやっていきたいのか、まずは安定した給与の中で知識や経験を積みたいのかによって選ぶ会社は変わってきます。
チェックポイント
- 人事にインセンティブの割合や具体的な金額について質問する
ポイント⑤雰囲気やカルチャーが合うか
不動産会社には、いわゆる「ゴリゴリの体育会系」の会社が数多く存在します。
学生時代に自分自身もそういった環境に身を置いた経験があって苦じゃなければ全く問題ありませんが、そういった雰囲気が苦手という人もいるでしょう。
仕事内容以上に実はこのカルチャーマッチは長く仕事を続ける上で重要なポイントなため、後悔しない会社選びのために必ず確認しましょう。
福利厚生制度の充実度合いなども、その会社が社員を大切にする会社かを図る指標になります。
チェックポイント
- 面接、OB訪問、転職エージェントなどに、「どのようなバックグラウンドの社員が多いか」聞く
- 内定を承諾する前にオフィス見学をさせてもらう
- 福利厚生制度を確認する
ポイント⑥時代にあった取り組みをしているか
不動産業界はいまだにFAXや紙の文化が根強く、かなりアナログな業務慣習が残っています。
営業手法もいまだに「足で稼ぐ!」みたいな発想だとかなりブラックな働き方をせざるを得ません。
一方で業界向けに様々なITツールも登場してきており、それらを柔軟に取り入れている会社かどうかを確認してみましょう。
これらを取り入れているかそうでないかで近い将来顧客体験に大きな差が出て業績にも差がついてくること間違いなしです。
チェックポイント
- 業務支援のITツールの導入状況を質問する
- リモートワークやオンライン対応の比率や考え方について確認する
ポイント⑦離職率は高くないか
ポイント①〜⑥がどれか欠けていると、結果として離職率の高い会社になる傾向があります。
入社した人の1年以内離職率が50%以上という不動産会社は実は多いです。
会社規模の割に採用人数枠が多い会社はその分離職率が高いと考えられるので注意しましょう。
大手で安定した会社の場合総社員数に対する新卒採用人数は大体3~5%前後であることが多いです。
1000人の総社員数であれば30~50人程度の新卒採用を行うイメージですね。
伸び盛りの新興企業の場合これが10~20%程度のケースがありますが、きちんと業績が伸びているのであれば問題ないでしょう。
逆に業績が伸びていないにも関わらず20%以上を新卒採用している会社などは離職率がかなり高く労働環境がよくない目安となります。
チェックポイント
- 面接、OB訪問、転職エージェントなどに、新卒社員と中途社員それぞれの「離職率」について聞く
- 総社員数に対する新卒採用人数の割合を見てみる
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不動産業界に向いている人
ポイントについて解説しましたが、では次にどういった人が不動産業界で働くことに向いているのか解説します。
- コミュニケーション能力がある人
- お客様の大きな意思決定に貢献したい人
- 営業スキルを高めたい人
- 稼ぎたい人
コミュニケーション能力がある人
不動産の取引やお客様はもちろんですが、他の業者含め多くの取引先や関係者とコミュニケーションを取る必要があります。
ベースとして、人と話すのが好きな人でないとなかなか続けるのは難しいです。
お客様の大きな意思決定に貢献したい人
不動産は高価な買い物です。
人生でそう何回も買うものではありません。
従って責任が重大ですが、その分やりがいの大きな仕事です。
うまく話をまとめることができた際には、お客様からも大きな感謝を得られるでしょう。達成感ややりがいに直結するお仕事です。
営業スキルを高めたい人
個人営業の商材の中でも特に高額な商材である不動産はその分契約を上げることは簡単ではありません。
お客様も当然慎重な判断を要するため、論理的かつ丁寧にお客様に寄り添った提案が必要です。
個人営業で営業スキルを高めていきたいという人は、個人が買う最も高額な不動産という分野を選択することをおすすめします。
稼ぎたい人
営業としてお客様に価値を提供してスキルを磨き、将来的に独立したり大きく稼ぎたい人には不動産業界はおすすめです。
自身の知識や経験、スキルを武器にビジネスマンとして大きく飛躍できる可能性があります。
また宅建業の資格は必要ですが、金融関連の事業などに比べると比較的独立しやすい業界ですし、最近だとフリーランスでエージェント業をやる人も増えています。
まとめ
不動産業界に就職や転職を考えている人に向けて、後悔しない会社選びのポイントについて解説しました。
不動産会社は12万社以上あると言われており、これはコンビニよりも多い数です。
それは逆に良い会社も悪い会社も含めいろんな会社があるということです。
会社選びをする際には、改めて以下のポイントに沿って、自分がやりがいを持って楽しく働けそうな会社か、活躍できるイメージが湧くかなどをしっかりと確認してみましょう。
不動産会社選びのポイント
- 不動産の中でもどの種類の仕事をしたいか
- 伸びている会社か
- 裁量権がある会社か
- 給与体系やノルマはどうか
- 雰囲気やカルチャーが合うか
- 時代にあった取り組みをしているか
- 離職率は高くないか
筆者も不動産業界経験があり、現在も副業で不動産エージェントの仕事をしているため、ご質問いただければ相談に乗ることも可能です。
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なお副業で不動産エージェントを検討している方は以下も合わせてチェックしてみてください。
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