不動産業界への就職や転職を考えている人向けに記事を書きました。
筆者は不動産業界経験が約6年あり、現在も副業で不動産エージェントの仕事をしています。業界選びの参考になれば幸いです。
この記事の結論
不動産業界の仕事は、
- 高額商材でお客様から求められる品質が高い
- 業界特有の慣習で苦労する
- ハードワークで大変
- でもその分稼げるしやりがいが豊富
それではいきましょう!
目次
不動産業界の仕事
不動産業界にはどんなイメージを持っていますか?
高額な商材を取り扱っていてカッコいい!や、
大規模な街づくりなどスケールが大きくてやりがいのある仕事
などポジティブな印象を持っている人も多いでしょう。
一方でギラギラした営業のイメージで、少し胡散臭さやブラックな印象を持つ人もいます。
本記事では不動産業界への就職や転職を検討する人向けに業界や仕事の特徴について、主にネガティブな側面を中心にご紹介します。
さて、一言で「不動産業界」と括っても、仕事内容は様々です。代表的なものを3つ紹介します。
開発、ディベロッパー
不動産を建てるにあたっての企画から竣工までの仕事がメインです。
用地の取得から、エリアに合わせたターゲットの選定、建物のコンセプト決めなどの企画設計、そして着工から竣工までという大きな流れをプロジェクトリーダーとして推進します。
販売、仲介
物件をお客様に販売したり、他社の物件を仲介としてお客様との間に入って家探しのサポートをする仕事です。
引越し検討の際に街の不動産屋さんに行ったことがある人も多いと思いますが、それがこの仲介業にあたります。
管理
建てた物件は、放置していたら大変なことになります。
設備のメンテナンスや清掃などを適切行わないとすぐに劣化してしまいますし、賃貸に出した物件は入居者との家賃の振込手続きや、トラブル対応など様々な対応が発生します。
建物がより長く快適な環境として価値が残るようにすることが不動産の管理の仕事です。
これら代表的な3つの仕事の種類に対して、「オフィスビル」「住宅」「商業施設」など建物の用途が存在し、数多くの不動産会社がそれぞれの役割を担っています。
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なぜやめとけと言われるのか?
不動産業界が「怪しい」とか「やめとけ」と言われるのには理由があります。
大きく4点あります。
高額商材でお客様から求められる品質が高い
一つ目は、高単価商材故の難しさです。
不動産は世の中のどんな商品よりも高額と言えます。
従って常にお客様から求められる対応や提案の品質が高いです。
安易に「稼げる」からという理由だけで飛び込むと、求められるアウトプットの高さに苦労します。
稼げるのには当然それ相応の理由があるわけです。
業界特有の慣習で苦労する
不動産業界には特有の慣習があります。
1つは高額でかつ専門性の高い仕事であることから、分業制になっていて関係者が多いことです。
1つの物件の仲介をするのにも、仲介会社だけでなく管理会社や物件のオーナー、銀行や司法書士など取引を成立させるまでに多くの関係者が介在します。
そして、その多くの関係者とのやりとりが非常にアナログです。
FAXや電話でのやりとりが多く、ITツールの導入がとても遅れている業界なのです。
最近少しずつ変わりつつありますが、他業界と比べると全体的に遅れている業界なため、その辺りの業務の煩雑さに嫌気が差す人も多いのが事実です。
不動産業界はハードワークで大変
先述の2点があるから、とも言えますがハードワークでブラックな働き方が多いと言われています。
実際業務が煩雑で非効率であれば、業務時間が長くなることは目に見えています。
また関係者が多く高単価でお客様も慎重になるため、どうしても一つ一つのタスク処理に時間を要します。
休日含めてお客様対応が発生したりと、全くもって楽な仕事ではないわけです。
押し売り
世の中に不動産会社は約12万社存在すると言われています。
これはコンビニよりも多い数字です。
中には、お金儲けだけを目的にしていてお客様ファーストな仕事をしない業者が多いのが事実です。
実際に不動産業者に言われるがままに押し売りされて後から後悔したという声はいまだに多く、売って終わりでその後の顧客フォローなどを一切やらない業者が存在します。
それでもやるべき向いている人
不動産業界への就職や転職を考えている人向けに、主にネガティブな側面を紹介しましたが、大変な仕事ということは裏を返せばやりがいの大きな仕事でもあります。
以下のような人には不動産業界は向いています
- 稼ぎたい
- お客様の人生の大きな選択に貢献したい
- 大規模なプロジェクトを動かしたい
などです。
稼ぎたい
「お客様ファーストの姿勢を忘れずに」という前提が必要ですが、成果主義の環境で大きく稼ぎたいという人にはおすすめです。
不動産業界、特に仲介の仕事は比較的独立もしやすいため、長期的にも仕事で大きな稼ぎを作りやすい領域です。
お客様の人生の大きな選択に貢献したい
当然求められる品質は高く易しいものではありませんが、その分お客様に満足いただけた場合には大きな喜びを感じられます。
そして不動産は生活に密接した大きな買い物になるため、きちんと仕事ができればお客様からの感謝も大きくなります。
とても大きなやりがいを感じることができるでしょう。
大規模なプロジェクトを動かしたい
街づくりや、マンションの開発などのような大規模なプロジェクトを推進できることは人生においてとても貴重な経験となります。
また実際に建物が建った際には大きな感動を得られます。
目に見えるアウトプットがあるのも不動産ならではの特徴です。
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まとめ
不動産業界は学歴や知識がない人でもチャレンジしやすい業界であり、最近では副業でエージェント活動をやる人も増えてきました。
しかし、不動産の仕事は金額が大きい故にお客様からの期待が大きく、関係者も多く大変で苦労します。
一方で、その分不動産という大規模な仕事でかつ人々の生活に密着した商材だからこそ得られる大きなやりがいや達成感がある仕事です。
本記事に記載のネガティブな側面を理解した上で、それでも自分は不動産業界に飛び込むぞという強い覚悟を持っている人には是非不動産業界へチャレンジして、自分がどこまでやれるか頑張ってみてほしいと思います。
筆者も不動産業界経験があり、現在も副業で不動産エージェントの仕事をしているため、ご質問いただければ相談に乗ることも可能です。
ご連絡はぜひTwitterのDMでご連絡ください。
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